2016年7月27日
現在、当社で扱いのある商品との組み合わせを紹介します。
まずは、ポケットフォルダーです。
見学会やお店に来ていただいた後日、資料や案内を送る際などに使用できます。
当社のポケットフォルダーは展開状態で430mm×302mmで組み立てると215×302とA4サイズが収まるサイズになっています。
A4サイズのチラシ(コピー用紙程度の厚さ)であれば、20部程度入れることが可能です。冊子タイプの案内などを入れる場合は、最大で40ページ程度までであれば入れられるということになりますので、容量としても十分かと思います。また、印刷に関しても両面印刷、全面印刷が可能です。
さらに、少部数にも対応できるように、オンデマンド印刷機で印刷できる限界のサイズで作成していますので、最少1部から作成が可能です。
ポケットフォルダーに名前などの可変やイメージバリアブルなどを使用し、顧客それぞれにオリジナルでフォルダーを作成し、資料配布を行うことができます。また、内容物のチラシ等にも可変印刷を組み込めば資料全体が顧客オリジナルのものになりますので、目を通してもらいやすくなるかもしれません。
お客様オリジナルポケットフォルダーを作成し、以降の来店、来場の際にご持参いただき、書類やチラシなどをファイリングしていただければ、より愛着の湧くアイテムになるのではないでしょうか。
このように、イメージバリアブルにはアイキャッチとしての役割だけでなく、組み合わせるアイテムによっては、顧客のオリジナルアイテムを手軽に作成できるメリットもあります。
その他、ポイントカードやうちわ、メガホンなども組み合わせ次第では、顧客のオリジナルアイテムとして手渡すことができます。
これまでの、名入れは店名や商品名を入れた店舗や企業のオリジナルアイテムでしたが、イメージバリアブルや可変印刷を使用することで顧客の名入れアイテムを作成することが可能になります。
その他、イベントなどで使用できるアイテムとしましては、チケットやクーポン券があります。
こちらは、イメージバリアブルではなく、通常の可変印刷を使用しナンバリングを行い、抽選やビンゴなどのプレゼント企画に利用できます。
クーポンとして配布する場合には、ナンバリングでの効果測定が行えますし、流通枚数の管理にも使用できます。
効果測定としては、ポスティングなどで配る地域とナンバーを管理しておけば、どの地域でポスティングしたものが多く使用されたかがわかるので、今後の効果的なポスティングエリア検討や印刷コストの削減にもつながります。
2016年7月20日
私が住宅メーカーさんのイベントで、すぐに思いつくのは「完成見学会」と「住宅展示会」でしょうか。
完成見学会は、建売住宅の場合や新規の住宅地のモデルハウスなどが完成したお知らせと、その見学を兼ねてご案内するといったイベントだと思います。
住宅展示会は、様々なタイプのモデルハウスを一か所に集め、ご来場いただいたお客様に見学や体験していただくイベントといえるでしょうか。
どちらも、現地にあるモデルハスなりを見学していただくことになるので、お客様に来場していただく必要があります。
不特定多数の方への案内であれば、折込チラシやポスティングなどで案内を行うことができますが、ターゲットを絞った案内となると一度ご来店いただいたお客様や以前の展示会にご来場いただいたお客様などへのDMやチラシが有効になります。
住所や年齢、家族構成などの情報を得ているお客様には可変印刷を利用しダイレクトに案内を行うことができます。
例えば、家族構成から作成すのであれば、子供のいる家庭へは来場特典としてお菓子やおもちゃのプレゼント引換券をつけることができますし、内容としても会場に子供向けのイベントがあることをアピールできます。
夫婦2人の子供がいない家庭であれば、お菓子やおもちゃの 引換券ではなく、別なプレゼントの引換券に変更できますし、内容としてはより住宅のスタイリッシュな部分をアピールしたりと可変印刷を利用し変更が可能です。
他にも年配の方向けであれば、平屋をお奨めしたり、バリアフリーの設備をアピールしてみたりと一つのDMでも可変印刷を利用し様々なターゲットに合うアピールが可能になります。
その他、住宅メーカーさんでは、購入者へのアフターフォローを必ず行うはずです。
1か月後や半年後、1年後と点検や修繕の連絡をするかと思います。
定期点検の時期が迫っていることのお知らせや、季節のあいさつ状などにイメージバリアブルを用いてみてはいかがでしょうか。
その際も家族構成や年齢層などで、画像や文章、文言の変更を行いよりOne to Oneを意識したDMを送ることができます。
例として、イメージバリアブルと通常の可変印刷を使用したDMをご紹介いたします。
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1は、お子様のいるお客様向けのDMです。
メインの画像を温かみのあるリビングの画像にし、プレゼントは子供をターゲットにお菓子にしています。アピールポイントとしては、当日の子供向けのイベント金魚すくいなどを紹介します。
DMのテーマとしては、子供に遊びに来ていただくようなイメージで作成しました。
2のDMは、若い夫婦をターゲットにし、よりスタイリッシュな内装の画像をメインとして掲載し、プレゼントとしてガーデニンググッズを載せています。また、アピールポイントとしては当日開催予定のガーデニング講座を紹介します。
3のDMは、年配の夫婦をターゲットとして、メインの画像は和室を掲載しています。プレゼントとアピールポイントは2のDMと同じになります。
2、3のDMに関しては、理想の住まいやインテリア、エクステリアなどをイメージさせるように作成しています。
このように、イメージバリアブルと通常の可変印刷を組み合わせることで、様々な年齢層や家族構成に対応したDM等を作成できます。
2016年7月13日
今回からは、住宅メーカーさんにお奨めの可変印刷を紹介させていただきます。
私なりに、可変印刷に適した販促物を考えてみました。
まずは、DMです。
新商品やイベントの案内や季節のあいさつ状、誕生日などのお祝いに、何かと送ることが多いと思います。
DMに使用される可変印刷は、宛名印刷やナンバリングがあります。店舗やイベントへ来ていただくことを目的とすれば、クーポン券や抽選番号などにナンバリング印刷を使用することで、より効果的になるかと思います。また、商品案内にはイメージバリブルを利用し、顧客一人一人の性別や年齢、趣味などに適した商品画像やイラストの差し換えなどを行い、One to Oneを意識した販促物の製作が可能になります。
DMに付加する形でなくても、クーポン券や抽選券などは単体としてナンバリングを行い、イベントや来店時に渡すことで、次回の来店のきっかけを生むことが可能です。
クーポン券には、識別番号としてナンバリングを行い、渡したお客様とナンバーを控えておけば、効果測定やどんな商品やサービスに使用したかを把握し、顧客の趣向などを知るアイテムにもなりますので、次回の商品案内やサービス提案に役立てることが可能です。
抽選券には、抽選番号や抽選ワードを記載し、当日のイベントでの抽選や後日発表の抽選結果として、お客様に楽しんでいただくことができます。
後日発表の抽選にすれば抽選券を配布したイベントや来店時のその後も気にしてみていただけるので、印象付けには効果を上げそうです。
では、DMを作るうえで目指すものは何かですが・・・。
ズバリ、「レスポンス率の高さ」です。
レスポンス率とは、DMを送った相手がどれだけ反応、購入などしてくれたかの割合です。
式に表すと「購入者数÷送付数×100」になります。
例えば、DMを1000件送付して、100個の商品が売れた場合は、100÷1000×100=10 つまり10%のレスポンス率となります。
ある調査によるとDMを利用してのレスポンス率の平均は約10%だそうです。10%以上のレスポンス率を得ることができれば、DMとして成功したということができるようです。
レスポンス率を上げるには、購入者数を増やすことが条件になります。
では、購入者を増やすためには、まず何をすればいいのか?
お客様のもとにDMが届き、商品を購入してもらうには、当然ですがDMを読んでもらう必要があります。
お客様のもとに届いただけでは、いくら良いDMを作成しても意味がありません。
その点、イメージバリアブルを使用したDMなどは、お客様の年齢や家族構成、趣味など事前に情報を得ておけば、興味のある内容にピンポイントに提案のできる販促を行うことができます。
また、イメージバリアブルでお客様の名前を溶かし込む技術で目を惹き付け、そこから販促物の内容に目を移していただくという導線も期待できます。
2016年7月4日
「可変印刷」と聞いても、どんなものかピンと来ない。と、いう方は結構いると思います。
まず、「可変」という言葉は、「変更できる。変えることができる。」という意味を持っています。それを利用した印刷ですので、「変更できる印刷」「変えることができる印刷」ということになります。
では、何を変えることができるのか?
印刷物なので、用紙の種類や色、形、文面、イラスト、写真など印刷物を作る際に必要なものがいろいろ考えられますが、ここでいう可変印刷は色や文面、イラスト、写真などの「印刷されている内容」の変更ができる印刷ということになります。
例えば、可変印刷でもっとも分かり易いのが「宛名印刷」です。
以前、買い物をしたことのある店舗からDMやクーポンが届いたことや免許の更新はがき、カードの明細書などが、ご自宅に届くことがあるかと思います。それらに記載されている自分の住所(宛名)を見ると、恐らくほとんどは手書きではなく、印刷、印字されたものではないでしょうか。
郵便番号や住所、氏名、場合によっては識別番号などが記載されています。
こういったDMなどを一度に大量に発送する場合に可変印刷は便利になります。
10件程度ならまだしも、100件、1000件となると手書きでは対応しきれなくなります。
そこで、顧客に住所などの情報を事前に登録していただいて、顧客リストを作成し顧客の誕生日や店舗のキャンペーンなどの際に、登録されたリストを利用し宛名印刷を行いDMを発送すれば、無駄な時間やコストを削減することができます。
また、もっとも単純な可変印刷になると、「ナンバリング」があります。
店舗で渡したり、荷物に同梱したりするクーポン券やサービス券にシリアルナンバーを入れたり、コンサートなどのチケットに座席番号を入れたりと用途は様々ありますが、数字や英字を組み合わせたナンバーを可変印刷し同一の印刷物にそれぞれ異なる意味を持たせることや、使用されたクーポンやチケットの管理ができるため、使い方によっては効果測定などができる面もあります。

その他にも、可変印刷は
賞状や認定証の印刷・・・賞の名称や受賞者名の可変、資格名や資格取得者名、日付、文面などの変更
社員証、ネームプレートの印刷・・・会社名や部署、役職名、氏名、社員番号などの変更
名刺印刷・・・氏名や部署、役職名、電話番号、社員番号、メールアドレスなどの変更
と、様々な用途で使用することができます。


次に、「イメージバリアブル」とは、なんなのか?
可変という言葉を英語に置き換えると「バリアブル」になります。
ネットなどで検索をかけると可変印刷のことを「バリアブル印刷」と表現している場合が多いかと思います。
では、「イメージバリアブル」はイメージを可変すると置き換えることができますが、ここでいうイメージとは「画像」や「写真」、「イラスト」などを意味し、イメージバリアブルは、画像や写真などの可変印刷ということになります。
例えば、大量の社員証などを作成する場合は普通の可変印刷ですと、文字情報の可変のみですが、イメージバリアブルを使用すれば、それぞれの顔写真を差し換えて作成することができます。
また、販促用のDMを送る場合でもイメージバリアブルを使用すれば、男女や年齢などの違いで、掲載する商品写真やイラストなど差し換えて印刷することが可能です。
さらにイメージバリアブルを使用すると下記の画像のように画像や写真のなかに文字など溶かし込むことができます。
これまでにない、特別な印刷物を作成することも可能です。
このように、「可変印刷」や「イメージバリアブル」は、コスト削減や販促力の向上などを目的として、多品種、小ロットの印刷に利用できる技術が多くあります。
次回からは、より具体的な場面や用途を紹介していきたいと思います。