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完全デザインデータ制作の手引き
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印刷の基礎知識

デザインデータに配置するデジタルカメラ画像の解像度について

デジタルカメラのデータは画素数とは別に基本的に72dpiの解像度となっています。
印刷する場合の解像度は約300〜360dpi必要になりますので、各アプリケーションに直接配置する場合、
20〜24%程度縮小すると印刷に最適な解像度になります。
(例として、600万画素クラス(2816×2112ピクセル)のデータを直接貼り込む場合、原寸の72dpiで約99センチ×74センチになります。アプリケーション上で20%縮小すると、画像サイズが約20センチ×15センチとなり、360dpi相当になります。)

■画素数と画像サイズの関係表

画素数 ピクセル数(pixel) 72dpiサイズ(cm) 20%縮小(cm)
200万画素 1600×1200 56×42 11×8
300万画素 2048×1536 72×54 14×10
400万画素 2304×1728 81×60 16×12
500万画素 2560×1920 90×67 18×13
600万画素 2816×2112 99×74 20×15
700万画素 3072×2304 108×81 21×16
800万画素 3456×2304 121×81 24×16
1010万画素 3648×2736 128×96 25×19
1280万画素 4368×2912 154×102 30×20
1470万画素 4672×3104 164×109 33×22
1660万画素 4992×3328 176×117 35×23
2100万画素 5616×3744 198×132 39×26

デザインデータに配置するデジタルカメラ画像のカラーモードについて

デジタルカメラデータは基本的にRGBカラーのJPEG形式となっています。RGBカラーのまま配置しての入稿の場合、
弊社のシステムにてRGBからCMYK処理を行いますが、変換時に色が濁り、お客様がイメージしたカラーに再現されません。
画像を配置する場合、事前にAdobe Photoshopなどのアプリケーションにて【CMYKカラー】への変換をお願いいたします。
またRGB画像をIllustratorの書類に埋め込みした場合、Illustrator上で埋め込み画像選択後、
フィルタにてCMYK変換をおこなっての入稿をお願いいたします。

Adobeアプリケーションのカラー設定について

RGBカラーからCMYKカラーへの変換ですが、各アプリケーションの【カラー設定】で変換時の色味が変わります。
各地域・印刷用紙によって仕様が異なりますが、日本仕様ではCMYKの設定に【Japan Color 2001 Coated】を選んでおきます。
※Adobe Bridgeの各バージョンでカラー設定にて【一般用-日本2】で統一していただければ、
同一バージョン上で同じカラー設定になりますので、各アプリケーションごとに再度設定する必要はありません。
印刷の基礎知識関連リンク
用紙サイズ
カラーモード(RGBカラーとCMYKカラー)の違い
仕上りサイズ(トンボ)と塗り足しについて
インクの総量(リッチブラック)について
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