印刷用紙について

コンテンツ

17.古紙リサイクル適正ランク

17.古紙リサイクル適正ランク

今回は前回の再生紙に関係する「古紙リサイクル適正ランク」についてです。

「古紙リサイクル適正ランク」は古紙リサイクル対応協議会により制定されたもので、各用紙を古紙のリサイクルに適しているかを「A」「B」「C」「D」の4段階のランク付けをしたものです。

ランクはそれぞれ以下のように分類されます。

Aランク・・・紙、板紙へのリサイクルにおいて、阻害とならないもの

Bランク・・・紙へのリサイクルには阻害となるが、板紙へのリサイクルへは阻害とならないもの

Cランク・・・紙、板紙へのリサイクルにおいて、阻害となるもの

Dランク・・・微量の混入でも除去ができないため、紙、板紙へのリサイクルが不可能になるもの

 

Aランクの用紙としては、アート紙、コート紙、上質紙などが上げられています。

レザックや色上質などは、色によってもランクがことなることがあるようです。

 

また、古紙リサイクル適正ランクについては、用紙だけではなく「インキ」や「加工資材」などもランク付けされています。

 

この古紙リサイクル適正ランクを印刷物に表示することで、古紙利用の妨げになる資材の使用を減らすことや、高度なリサイクルの推進を目指すことに役立つようです。

まずは、どんなものが、どのランクになるのかを知ることから始めて、印刷物のその後を考え、再生紙(古紙)になる前の準備を行ってみましょう。

 

 

 

次回はリサイクル対応型印刷物について・・・。

INDEX
アーカイブ
カテゴリー

ページの先頭へ