インデザインテクニック

インデザインの使い方

そもそも組版ってなに?

「組版」文章や印刷に携わらないかたにはほぼ無縁の文字だと思います。

意味としては、印刷の一工程で、文字や図版などの要素を配置し、紙面を構成することです。本来は活版印刷の用語で、文字通り版物理的に組むこと、活字を並べて結束糸で縛ったものを「組み版」と呼んだことに由来すると言われています。

ここで活版印刷に触れておきます。活版印刷はハンコのような金型に文字が浮き彫りになっていて、それを組み合わせて本や新聞を作る手間のかかる印刷でした。職人技が必要とされた職業でもありました。

現在ではレイアウトソフト(インデザイン等)のソフトを用いて作業することを指すようになっています。

日本では活版印刷からの伝統で写真写植のちに電算写植で作業となりました。

この写植機はひらがなや漢字、カタカナなどが、ガラスの板に小さく反転して配列してあり、それを1つ1つ写真に移して文字を完成させるものでした。これもまた職人が必要な作業でした。

ここで歴史を少しお話します文献がはっきりしないため調べたものが間違っているかもしれませんがご了承ください。

活版印刷は日本では普及こそしませんでしたが11世紀にはあったとされています。19世紀末ごろから台頭し大正時代から徐々に写植にかわってきています。大正時代から平成の初めまでし写植で本や新聞などを作っていました。(昭和30年代までは活版印刷もまだまだ現役でした)ここ20年であっと言う間に写植からDTPに変りました。

今ではPCの普及により簡単にだれでも文字がレイアウトできるようになり、いつでもタブレットで本やネットから情報を取り出し読める時代になりました。

時代が変わり使う機械は違えど、文章を奇麗に見せるこの組版は知っていて損はありません。

簡単な会報でも知っていると知らないとでは文面が読みやすくなります。

うんちくを語る際にも役立つかもしれません。

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